2022年10月更新
メンズの美容脱毛と医療脱毛の違いは?メリット、デメリットを徹底比較!
脱毛をこれから考えている人にとって最初に迷うことになるのはサロンでの美容脱毛とクリニックの医療脱毛、どちらを選ぶべきかという点ではないでしょうか?
そこで、今回はサロンとクリニックの違いについて、メリット・デメリットや回数、料金の相場に加えて全身脱毛やヒゲ脱毛でおすすめのサロン、クリニックについても具体的に言及していきます。
例えば、美容脱毛は主にサロンでエステティシャンなどが施術を行い、メインの施術は光脱毛(フラッシュ脱毛)。施術の単価は相場で3,000円~と安価ですが、ヒゲなどの高い効果を発揮するには20回など根気良く通う必要があります。
一方の医療脱毛はクリニックで医師や看護師が施術を行い、基本的には医療レーザーを使った脱毛が主流です。単価の相場は2万円~と高い水準ですが、ヒゲなどの強い毛に対してでも10回程度で高い効果を発揮できます。
そういった両者の比較についても、詳しくまとめています。
美容脱毛(サロンでの脱毛)のメリット・デメリットと効果・回数
まずはサロンでの美容脱毛についてメリットやデメリット、どのくらいで効果が得られるのかや回数について見ていきます。
美容脱毛のメリット
美容脱毛のメリットとして挙げられるのは大きなメリットは以下の3ポイントです。
①痛みが少ない
美容脱毛のメインである光脱毛(フラッシュ脱毛)は脱毛の中でネックとなる痛みが少ないのが特徴です。男性の方が女性に比べて痛みには弱いため、重要なポイントです。
②単価が安い
美容脱毛は1回あたりの単価が安く抑えられています。気軽な料金で通うことができるため、金銭的なハードルが低いのも一つの特徴です。
③肌負担が少ない / 美肌効果がある
痛みが少ないことは肌への負担が少ないことも意味します。それどころか、美容脱毛では施術により美肌効果が期待できる場合もあります
美容脱毛のデメリット
一方で美容脱毛を選択することのデメリットについても確認していきます。
①施術の効果が弱い
医療脱毛に比べ、1回の施術の効果は弱めです。必然的に完了するまでの回数や期間もかかる傾向にあります。
②「永久脱毛(永久減毛)」ができない
永久脱毛(永久減毛)は医療行為となるため、医療機関ではないサロンでは永久脱毛の施術を行うことができず、あくまで、抑毛といって、一時的に薄くすることがメインの施術と言えます。医療脱毛の場合は永久脱毛(永久減毛)が可能なので、継続していけばほぼ自己処理が不要なレベルまで減らしていくことができます。
③トラブル時の対応
医療脱毛であれば、万が一のトラブルの際、医師・看護師がすぐに対応してくれますが、サロンの場合施術者は医療の資格者ではないため、医療的な処置はその場では行えません。
美容脱毛の効果と回数
美容脱毛は1回あたりの施術の効果は比較的弱く、1回通っただけでは目に見えるような効果を出すことはできません。
「薄くなってきた」と効果を目で実感できるまでにはヒゲやVIOなどの毛が濃く、毛量も多い部位であれば5回以上、その他の部位のように毛が薄い部分に関しては3回程度は通う必要があるようです。
その後、個人差はありますがヒゲとVIOを除く部位に関しては、10回以上、VIOに関しては15回以上、ヒゲに関しては20回すると減毛効果をご実感できます。かなり回数は必要になってきます。
また細い毛に関しては美容脱毛では毛包幹細胞は破壊されないため、効果は乏しいです。
脱毛を行う頻度については毛周期を考慮した期間で通えばよく、ヒゲ脱毛であれば1か月、それ以外の部位については2か月程度が最短のサイクルとして通うことが可能です。期間を空ける分には大きく問題はありませんが、とにかく早く進めたい場合は毛周期を考慮してできるだけ短い期間で通うようにするのがおすすめです。
医療脱毛(クリニックでの脱毛)のメリット・デメリットと効果・回数
続いて、医療脱毛のメリット、デメリットや効果、回数について解説していきます。
医療脱毛のメリット
まず、医療脱毛のメリットについてですが、以下のポイントが挙げられます。
①脱毛の効果が高い
医療脱毛は1回あたりの脱毛効果が高いです。必然的に少ない回数、短い期間で施術を終えられます。
②永久脱毛(永久減毛)が可能
医療脱毛の場合は、医療行為である「永久脱毛(永久減毛)」が認められています。ほとんど自己処理がいらない状態まで近づけるには魅力的な選択肢です。
③万が一のトラブル対応
万が一施術時や施術後にトラブルが起きてしまった場合でも、医師や看護師が常駐しているため適切な処置がその場で可能で安心感があります。
医療脱毛のデメリット
一方で医療脱毛のデメリットを見ていきます。
①高い
医療脱毛は保険適用外の施術となるため、費用が高額です。
②痛みが強い
医療脱毛では出力の高い医療レーザーを毛根に照射するため、強い痛みを伴います。クリニックによっては麻酔の使用も可能ですが、追加で費用がかかってしまいます。
③肌への負担が大きい
痛みが強いことは肌への負担も大きいことを意味します。万が一のトラブル時は安心感がありますが、施術後の赤みや毛嚢炎は出やすい傾向にあります。
医療脱毛の効果と回数
医療脱毛は1回の施術での効果が高いため、1回の施術でもある程度の効果は期待できます。
とりわけ、ヒゲをVIOを除いた身体の比較的薄い毛であれば、1回の施術でもよく見れば分かる程度の効果は実感できるかもしれません。
とはいえ、やはり1回の施術では目に見えて薄くするような効果を得ることはできず、施術を繰り返していく必要があります。全身脱毛の場合は5回程度でも大きなの効果を期待できますが、ヒゲやVIOの場合は5~6回程度の脱毛で得られる効果は「ハッキリと薄くなったことがわかる」程度。
そこから無毛の状態まで近づけていくには、VIOの場合は10回前後、ヒゲ脱毛の場合は12回~15回程度、根気よく通い続ける必要があります。
また、基本的には毛周期に合わせて施術を受けていくのが最短の期間で脱毛を終える方法ですが、医療脱毛の場合は肌への負担も大きいため毛周期に加えて肌のダウンタイムも考慮する必要がでてきます。
この点は肌と毛のことを知り尽くした看護師、医師のアドバイスも聞きながら十分に肌を休ませられる周期で通うことが大切になってきます。
医療脱毛と美容脱毛を比較
医療脱毛 | 脱毛サロン | |
---|---|---|
効果 | 永久脱毛 発毛組織を破壊 |
減毛・抑毛 発毛組織にダメージ |
方式 | 医療レーザー脱毛 | 光脱毛(フラッシュ脱毛) |
痛さ | ✕強い | 〇弱い |
全身脱毛料金相場 | 20万円〜 | 40万円〜 |
プラン | 回数性、都度払い | 回数性、都度払い、通い放題 |
アフターケア | 薬の処方、診察などが可能 | 提携院で処置 |
施術者 | 医師、看護師 | エステティシャン |
施術場所 | 医療機関(クリニック、美容皮膚科など) | エステ(脱毛サロン、エステサロンなど) |
医療行為に当たるクリニックでの医療脱毛は医師や看護師など国家資格を持つスタッフが施術を行います。対してサロン脱毛はトレーニングを行ったエステティシャンが行う施術です。
医療脱毛とサロン脱毛の気になる脱毛効果や料金、痛みの違いについて、それぞれ詳しく解説します。
医療脱毛は永久脱毛の効果がある
医療脱毛 | 脱毛サロン | |
---|---|---|
脱毛効果 | 永久脱毛 | 抑毛・減毛 |
脱毛方法 | 発毛組織を破壊 | 発毛組織にダメージ |
医療脱毛とサロン脱毛の一番の違いは脱毛効果の違いです。
医療脱毛は永久脱毛の効果があるのに対して、サロン脱毛は抑毛・減毛の効果までとなっています。
効果の違いは脱毛方法の違いによるもの
二つの脱毛方法の違いが効果の違いにつながっています。
医療脱毛は照射パワーの強い医療レーザーを使用して施術を行い、発毛組織を破壊することができる脱毛方法です。これが永久脱毛と呼ばれる脱毛方法に当たります。
一方、サロン脱毛はパワーの弱い光脱毛機を使用するもので、発毛組織にダメージを与える効果があります。
医療レーザーは医療行為が認められているクリニックでのみ使用可能な脱毛機なので、効果に差ができるというわけです。
永久脱毛の定義
・最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下の状態
・3回照射後6ヶ月経過した時点で67%(2/3)以上の毛が減っている状態
発毛組織を破壊する医療脱毛では半永久的な脱毛が行えるが、絶対に毛が生えてこないという事ではない、という事を理解しておきましょう。
脱毛にかかる料金と回数の違い
「医療脱毛は高い、脱毛サロンは安い」というイメージがありますが、今は医療脱毛も価格帯がかなり変化してきていて、利用しやすくなってきました。
医療脱毛と脱毛サロンの全身脱毛にかかる相場がこちらです。
全身脱毛にかかる回数 | 全身脱毛にかかる相場 | |
---|---|---|
医療脱毛クリニック | 5回程度 | 約21万円(税込) |
美容脱毛サロン | 18回程度 | 約47万円(税込) |
当サイトで調査をした「脱毛に満足した回数」の調査結果によると、医療脱毛では5回、脱毛サロンでは18回で終了できたという結果になっています。
この回数から全身脱毛にかかる総額を計算すると、医療脱毛が約21万円程度、脱毛サロンは約47万円程度となりました。
全身脱毛1回あたりの相場から満足した回数にかかる費用を割り出すと、医療脱毛では20万円代で全身脱毛を行えるということがわかりました。
脱毛の痛さは?医療脱毛の方が痛みが強い
医療脱毛 | 脱毛サロン | |
---|---|---|
痛み | ✕強い | 〇弱い |
痛みのケア | 麻酔の使用 出力を弱める |
出力を弱める |
脱毛機の出力(パワー) | 60ジュール程度 | 20ジュール程度 |
医療脱毛は痛みが強く、サロン脱毛はあまり痛くない、というイメージがあります。痛みの感じ方は個人差がありますが、医療脱毛の方が照射する出力が強いため痛みやすい傾向があります。
医療脱毛では痛み軽減に麻酔の使用が可能
医療脱毛は麻酔の使用が可能です。痛みが出やすい部位には麻酔を使用して痛みの軽減を行えます。
麻酔の種類は、肌に直接塗るクリーム麻酔と、鼻から吸い込む笑気麻酔が一般的で、このほかに注射タイプやテープタイプの麻酔があるクリニックもあります。
かかる費用は3,300円(税込)程度(クリーム麻酔、笑気麻酔の場合)、注射タイプの場合は11,000円(税込)程度かかります。
クリニックによっては麻酔が無料で利用できるところも増えています。